編集部ブログ朝の最前線
おはようございます。櫻井です。
そろそろサクラ前線のことが気になっております。
会社のそばに良いお花見スポットがあれば良いのですが...
第一候補は大塚公園でしょうか。
では、鳥取・島根旅行記⑤です。
旅行2日目は、まず倉吉散策からスタートです。
倉吉は、白壁土蔵群と呼ばれる美しい町並みが保存されている地域です。
それぞれの蔵の中は、お店になっていたり、博物館のように工芸品を展示しているところもあります。
その中でも、絣(かすり)という織物の展示をじっくり見てきました。
このかすれたような模様は、糸を染める前に、織る順番に並べて、絵柄を決め、その部分を別の紐などでくくって防染することで織り出しています。
白い部分は縦糸と横糸の両方が防染されている部分で、薄く色が付いているところはどちらかを染めているということですね。
倉吉では、江戸時代からこの絣が各家庭で織られるようになり、次第に伝統工芸になっていたということです。
織機の使い方もじっくり聞いてきました。
というのも、K島が突然、織機に並々ならぬ興味を示したからです。
彼は最近トヨタ産業技術記念館に行って来たそうで、そこで織機の仕組みに感銘を受け、自分も一台欲しいと思うようになったそうです。
「これ、どうしたら手に入るんですかね!?」
と言って、案内係の人を困らせていました。
これは、一人暮らしの部屋には、入らないんじゃないかな...。
絣の展示をしていた蔵の奥では、焼杉彫刻の展示もされていました。
ここに来るまで、焼杉彫刻というものを知らなかったのですが、
あまりの迫力にびっくりしました。
切った杉の切り口を火であぶると、年輪の色がより濃くなって浮かび上がってきます。
それを模様として利用し、彫刻作品にしているんですね。
後から模様を描いたのではないか思う程、年輪とモチーフがマッチしているのです。
彫り始める前に、材料となる杉の内側の年輪を予想して彫っていく...、らしいです。
どうしてそんなことが可能なのか、凡人にはさっぱりわかりません...。
まさに神業。