編集部ブログ朝の最前線
おはようございます。櫻井です。
グザヴィエ・ドラン監督の新作映画『たかが世界の終わり』を観てきました。
ドラン監督の作品は、数年前に『Mommy』で衝撃を受けて以来大好きです。
その最新作で、カンヌ国際映画祭グランプリ受賞とあって、とても楽しみにしておりました!
やってきたのは新宿武蔵野館。ここはいつもロビー展示がすごいです。
今回はこんな感じで、パネルになっているドラン監督が美しい!
カンヌの受賞式の時の写真だと思いますが、スーツがキマってますね!
ちなみに今回の作品にドラン監督自身は出演しておりません!
映画の内容ですが、終始張りつめた雰囲気の会話劇で、すれ違う家族の緊張感が痛々しかったです。
パンフレットやインタビューでも言われていますが、ギャスパー・ウリエルが演じる主役のルイはほとんど喋りません。
久々に帰郷したルイを囲んで、家族がそれぞれ内に秘めた思いを、口に出したり出さなかったり…。
家族の関係は家族の数だけあると思いますが、近しい関係だから言ってしまうこと、言えないこと、長い間離れていたせいで大きく開いてしまった心の距離等々、映画の中のやり取りや問題に、誰しもひとつくらいは思い当たる節があるのではないでしょうか。
私も一人暮らしが長くなってきて、久々に実家に帰ると距離の取り方が難しいと感じることが多々あります。
家族関係に多少悩みがある人にはかなりグサグサくるストーリーですが、音楽や映像はやはりとっても素敵で、その対比が絶妙です…!
ぜひぜひご覧になってみてください!