編集部ブログ朝の最前線
おはようございます。櫻井です。
ずっと楽しみにしていた映画『虐殺器官』を観てきました。
私は原作の小説を大学に入学した直後に読みました。
授業のない午後、大学の図書館で読み終わってしまい、これからどうやって家に帰ればいいのかわかなくなって途方に暮れました。
これがフィクションで良かった、と思いましたし、人間に想像力と創造力があることの素晴らしさを感じました。
映画『虐殺器官』は、原作を愛し、決して妥協しない精神が作り出した素晴らしいスペクタクルです。
『ハーモニー』『屍者の帝国』とあわせて映画化が決まった時は、純粋にファンとして楽しみにしていたのですが、この映画がたどった苦難を思うと、これを劇場で観ることができたことに奇跡的な感動をおぼえます。
このご時世、映画でも本でも、作品を世に送り出すことの難しさは想像を絶します。
書き続けること、描き続けること、つくり続けること、がいかに難しいか。
こうして縁あって出版社に身を置くようになり、そのことを毎日感じています。