編集部ブログ昼の最前線
いまだ快進撃を続け、社会現象化している大ヒット映画『カメラを止めるな!』。すでにたくさんの方がご存知かと思いますが、ここにきて海外映画祭での受賞を果たすなど、その勢いはワールドワイドに。
この巨大なムーブメントのなかで、一躍時の人となった『カメラを止めるな!』監督、上田慎一郎さん。
みなさん、上田慎一郎さんの現状唯一の「小説作品」をご存知でしょうか?
そう、それが、『ドーナツの穴の向こう側』です。
現在、不可能と言っていいほどに入手が困難になっている本作が、この度、星海社FICTIONSより新装版として刊行となります!
本作をすでにご存知の方で、待ち望んでいた方もいませんか?
なにより僕自身が本作を新装版として読めること、めちゃくちゃうれしいです!
7月7日(土)、池袋シネマ・ロサで『カメラを止めるな!』観劇後、キャスト陣のサプライズ登壇があり、上田さんが会場にいらっしゃいました。多くの方と同様『カメラを止めるな!』にあまりにも衝撃を受け、上田さんに強引に名刺を渡して「小説を書きませんか!」などと突撃してしまいました。上田さん、あの時はすみませんでした! 遅ればせながら、その時に上田さんご本人から『ドーナツの穴の向こう側』という作品を世に出していたことをお聞きしました。
その日、すぐにネットで『ドーナツの穴の向こう側』を購入。
読み終えてすぐにこの気持ちが芽生えました。
「この作品、新装版として出したい」
上田さんに半ばダメ元でメールをしてみたところ、なんとお話を聞いて頂けることに。
それから何度かお話をさせて頂き、いま新装版刊行へ走り出しております!
さて『ドーナツの穴の向こう側』はどんな内容の小説か。
これはまた刊行時にでもブログで書きたいと思いますが、ぜひ上田さんの過去作短編映画を観てみてください。『カメラを止めるな!』も含め、ちょっぴり頼りない男性が出てきたり、作品全体に人に対しての上田さんのやさしい目線が溢れていて、そして観終わったあとに「ちょっとがんばってみようかな」なんていう元気がもらえる作品ばかりです。この雰囲気が、『ドーナツの穴の向こう側』にも間違いなく息づいています。僕はなんだかこの作品に、上田さんの原点を見た気がします。
「恋する小説家」(製作:2011年)
「SOS」(PV)(製作:2014年)
「テイク8」(製作:2015年)
「嬉し涙と悔し涙のまんなか」(製作:2015年)
など、他多数
装い新たなデザインを、ぜひ楽しみにお待ちください。
ちなみに、上田さんが新装版刊行を決めてくれた打ち合わせ時、僕が決定頂いた理由を恐る恐る聞いてみたところ、上田さんは言いました。
「直感です」
まじすか! なんか、すごい! 数々のミラクルを起こし続けている上田さんの「直感」に、僕、ついていきます!!
上田さんと一緒に宣伝していくぞー!!
星海社FICTIONS『ドーナツの穴の向こう側』、2018年11月22日(木)〜刊行予定です。
Amazonでの予約もはじまりました!
みなさん、どうぞよろしくお願い致します!