編集部ブログ昼の最前線
そういえば総理大臣が変わりましたね。もう驚かなくなったというか、不感症になっているようで良くないのかもと思いつつ、庶民の常として日常を優先してしています。
日常、つまり仕事。
というわけで昨日は星海社FICTIONSより10月に刊行予定の森田季節さん書き下ろし新作『エトランゼのすべて』のデザイン打ち合わせに行ってきました。
『エトランゼのすべて』は京都を舞台にした青春小説。イラストは既に告知しましたように『空色パンデミック』の庭さんです。
ゲラを読んで大変気に入って下さった庭さん。既に素晴らしいカバーイラストをいただいております。見た瞬間、魂の何割かが毛穴から抜け出してどこかに行ってしまうような素敵イラストですぞ。
そして、今回デザインを担当して頂くのはプリグラフィックスの川名潤さん。
川名さんは大活躍中のデザイナーさんでして、雑誌『ダ・ヴィンチ』や、青山 裕企さんの写真集『スクールガール・コンプレックス』、今日マチ子さんの『センネン画報』、大ヒットグルメ漫画『花のズボラ飯』、西島大介さんの『世界の終わりの魔法使い』などを手がけておられます。
不肖・平林は『四畳半神話大系公式読本』ではじめてお仕事させていただいて、『満月朗読館』のグッズや、『レビュアー騎士団』のチラシやポストカードもお願いしております。久しぶりに本の仕事を一緒に出来ることになって、とても嬉しく思っています。
庭さんと同じくゲラを読み、庭さんのイラストを見て「キュン死しました」という川名さんもノリノリ。庭さんが川名デザインのファンだったという事をお伝えしたら更にノリノリに。
カバーまわり・目次・章扉にデザインが入るのですが、全員が考えている本の方向性が一致していたのもあって、短時間で「あ、もうこれは大丈夫!」という状態に。
関わる人間の波長が合っている時って、こういう感じにいくこともあるんですねぇ。
そうそう、川名さんには他にも販促物のデザインをお願いすることになりました。前代未聞の購入者特典(全店舗でお付けできるわけではないので、今後の情報にご注意ください)を準備中。
造本に加えて、その辺りもお楽しみいただけましたらと思う次第。
最後に、カバーイラストをちょっとだけ公開。
ええ、出し惜しみですとも!