編集部ブログ昼の最前線
好きな日記は高見順の日記!
最後の文士・高見順はものすごい量の日記を残したんですが、これが面白いんですねぇ。
ただし、いきなり『高見順日記』に突撃するのはアレなので、『敗戦日記』あたりがお手軽で良いのではないかと思われます。
というわけでこんばんは! 戦前・戦中の文士の日記が好きなアシスタントエディター・平林です。
さて、先日はウェブフォント機能について公開させて頂きましたが、本日はそれ以外にも『最前線』に実装されている様々な隠し機能についてご紹介したいと思います。
ウェブフォントのほかにも、『最前線』の小説・漫画ビューワには、マニュアルにない機能や、将来の採用に向けたさまざまな試験機能が実装されています。
まずは小説ビューワの固有機能から。
■ダブルクリックでその段落を頭出しする
既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、文中をダブルクリックすることで、当該段落が最上部になるよう自動的にスクロールします。
モニタで小説を読む時の読みやすい送り方は個人差があると思いますが、微調整しつつ読み進めたい時などにご活用くださいませ。
■しおりの付け外しの際、選択されたテキストをふくむ段落が優先される
しおりをつける際、通常は画面右のコントローラに表示されている現在位置を記憶します。
コントローラにはウィンドウ内で最上部にある段落が表示されますが、しおりをつけたい段落がその段落ではない場合、しおりをつけたい場所をドラッグ等で選択し、しおりボタンをクリックして頂ければ、選択されている段落が優先されます。
また、しおりを外す際にも選択箇所が優先されます。
通常、しおりがついた状態でしおりボタンをクリックすると、最上部に表示されている段落にしおりがつけ直されます。しかし、しおりがつけられている段落の文章を選択している状態でしおりボタンをクリックした場合は、しおりが外れるのみで新たにつけ直されることはありません。
■オートスクロール機能
※ URL にパラメータ "?autopilot=1" を付加します
例) /works/fictions/higurashi/01/01.html?autopilot=1
コントローラの移動ボタンをクリックする際、シフトキーを押した状態にしておくと、自動スクロールが開始され、操作せずに読み進めることができます。
進む・戻るどちらに対しても有効で、他の移動操作を実行するとストップします。また、画面送りボタン(三角)と章・節送りボタン(三角ふたつ)では、移動量が異なります。
「ご飯を食べながら読みたい!」なんて方は一度お試し頂いてもいいかもしれません。
最後に、小説ビューワ/漫画ビューワ両方で使えるお役立ちテクをご紹介。
■複数のしおりをつける
※ URL にパラメータ "?mbm=1" を付加します
例) /works/fictions/higurashi/01/01.html?mbm=1
通常、一つの回(ビューワ)に対してつけられるしおりは一カ所だけですが、この機能を有効にすることで、なんと最大五カ所にしおりをつけられるように!
しおりの挙動は標準状態と変わりありません。
この機能で複数のしおりを付けたあと、パラメータを外してその回を表示すると、最後につけたしおりひとつだけになりますが、その状態でしおりの付け外しを行っても、見えていない過去のしおりは残っています。
ふたたびパラメータをつければ、また見えるようになります(パラメータを外した状態でつけていたいちばん新しいしおりが隠れいてた過去のしおりともし重複するときは、再びパラメータを付けた際、よりあたらしい方のみになります)。
この複数しおり機能は、会員限定のしおり同期機能とも正しく連携します。
『ひぐらし』などを推理しながら読む場合や、レビューするポイントをチェックしながら読みたいであろうレビュアー騎士の皆さんには特に便利な機能かも知れませんね。
というわけで、本日は『最前線』のビューワにひっそりと実装されていた隠し機能について公開させて頂きました!
オートスクロールなんかは見るだけでも面白いので、是非一度お試し頂ければ幸いです!