作品No.0002 こどくなふたり
栗田 最初に主人公が花瓶を割ってしまうというのが、いじめとして花を席に置かれていたせいなのだと途中でわかる構成にハッとしました。ただ、10本でのまとまりが弱く感じました。いちばん見せたいコマが40コマのうちのどれか、というのを意識して描いてみていただきたいです。
岩間 おもしろかったです。10ページ目、スカッとしました。一方で10ページを通して、設定の説明が中心になっている点が気になりました。「こどくなふたり」がそれぞれ何かを頑張っていたり、応援したくなるようなエピソードがあると、よりおもしろさが伝わりやすくなるのではないかと思います。
持丸 定番の設定ながら先が読みたくなる展開になっているのがよいですね。
片倉 冒頭の驚きのあるつかみはよかったです。しかし後半はやりたいことがぼやけてしまっていますね。
太田 これは蠱毒なふたりなんですね。いま気づいた!
丸茂 ツボにこだわるところのおかしさとかがあまりピンとこなくて、この妖精(?)のキャラに好感を持つまでに届かなかったです。設定よりキャラクターの魅力を描くほうに意識を寄せていただくべきかなと。