作品No.0002 路地裏飯
戸澤 2、3、4ページ1コマ目の、同じ構図で描かれているところが読んでいて楽しく、良かったです。緊張→解放の流れの盛り上がりからの、オチの弱さがもったいないと感じます。
岩間 「路地裏で1人ランチを食べる」というアイデアが面白いです。一方で、淡々と進行する構成があっさりしていてもったいなく感じました。10ページの中に、何か1つ大きな事件があると、より面白さが伝わりやすくなると思います。
片倉 本旨に関わらない導入部分が長く、冗長に感じてしまいました。そして、路地裏飯ならではの良さがいまいち打ち出せていないのが残念で、この点に留意すればもっと面白くなりえたと思います。
前田 「路地裏飯」良いですね。シリーズ化すれば、『こづかい万歳』のステーション・バーのようなおかしさが出そうです。「路地裏飯」に開眼するいきさつをこの10本丸々使って語る構成も、私は良いと思います。ただ、9本目で開眼したあとの10本目は、ちょっと迷走した読後感でした。それと、描き文字を使ってほしいです。
丸茂 ストーリーマンガを4コマで描いている印象で、もう少しオチを各ページで頑張って効かせていただきたいです。
栗田 まとまりがあって、10本目の予想外のラストもクスッと笑えました。個人的にはタイトルから「グルメものかな？」と想像していたので、ごはんが美味しそうに思えないところが引っかかりました。
岡村 ニッチな題材ですが「主人公が何をどうして頑張っているのか」がちゃんとわかるところが良く、スイスイ読めます。絵柄には独特の可愛さがあるので、基礎的な画力の部分を向上させることを頑張ってほしいです。