書店ならびにCD・DVDショップなどの
リアル店舗の皆様へ
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組む。 InDesignでつくる、美しい文字組版ミルキィ・イソベ/紺野慎一
装幀家のミルキィ・イソベさんと、星海社をご存じの皆様にはすっかりおなじみの紺野師匠によるInDesignの必読書。同人誌の制作をInDesignでせっせとやっていたころ、これがあればどれだけ便利だっただろう……。結局、とあるパンフレットの制作を友人経由で頼まれた際に活用させて頂きました。知る人ぞ知るInDesignのワザが実際の書籍の版面を参考に次々に紹介されています。いつか編集者もInDesignを使う日が来るのかもしれないと、今でも読み直します。
しゃべる!DSお料理ナビ任天堂
その昔、一人暮らしを始めた際に、半ば当然のように自炊に憧れて導入した最初の資料がこれでした。素材の切り方や、基本的な調理の方法が動画で解説されていたり、写真がふんだんに使われていたりと、全く料理をしない人が最初に料理を覚えるのにこれほどいい資料もないでしょう。最初はこれで勘を養って、Cookpadで食べたいものや美味しそうなレシピを見るようになり、最終的に冷蔵庫の中のありもので適当に作れるようになりました。アクアパッツアのような手間のかかる料理を今でもたまに作りたくなります。
包丁と砥石柴田書店
上記のようにそれなりに料理には凝っていたので、包丁も自分で研いで使っていました。普通に使うだけでも、半年に一回ぐらい研いでやると切れ味の違いが一目瞭然なので、料理に対するモチベーションも変わってくるのではないでしょうか。本書では和包丁と洋包丁の研ぎ方が種類ごとに写真付きで書かれているので、その部分だけでも参考になるのですが、天然砥石の紹介など、妙にマニアックなうんちくも入っているので読み物としてもかなり楽しめます。
ボルハルト・ショアー 現代有機化学K.P.C.ボルハルト/N.E.ショアー
有機化学の資料を作家さんに頼まれることはたぶんないと思うのですが、もしあるとしたらボルハルト・ショアーの最新版をオススメしたいところです。全ページカラーで写真付き、反応機構も充実しています。大学院入門レベルの有機化学はこの上下巻でカバーできるはず。ただし高い! 税込み6825円とか大学の教科書らしいお値段……。一応上下巻ともに自宅に保管してありますので、有事の際にはお申し付け下さい。
古書修復の愉しみアニー・トレメル・ウィルコックス/市川恵里(訳)
最近とある作品の資料として読んで大変面白かった一冊。古書修復家・ウィリアム・アンソニーに女性としてはじめて弟子入りした方の自叙伝なのですが、現代と過去のエピソードを糸でかがるように交互に綴じ込んでいく描き方が実に美しい。本書自体がハードカバーなのもあって、ついつい読んでいる途中に本をひっくり返して背や花ぎれの部分を眺めたくなってしまいます。