2046

『ファイト・クラブ』のサントラとどっちをセレクトするか最後まで迷ったけれど、やっぱりこっちに。異論はないと思うが、ウォン・カーウァイの選曲センスは映画界で一、二を争うのではないだろうか。「終われなかった愛」を描いた『2046』の重い映像に、「メインテーマ」がかぶさるとき、僕はそこに何ともいえない美を見いだす。

セレクター
公開日

伝説のオウガバトル

まさに“伝説”となった傑作ゲーム、『伝説のオウガバトル』の音楽監督を務めた崎元仁さんによる、傑作サウンドトラック。CDにはMIDI音源と、スーパーファミコン音源の2バージョンが収録されているけれど、今となってはどちらもちょっと懐かしい味のする録音に、かえって胸がときめく。“あのころ”のスーパーファミコンは、まさに16ビットの魔法箱だった。

セレクター
公開日

交響詩 銀河鉄道999

あの『銀河鉄道999』のサウンドトラック。曲順は劇中で登場した順となっているので、通して聴いているうちにりんたろう監督の美意識に満ちた映像が次々にフラッシュバックする。作家の辻村深月さんも大好きだといっていたこの一枚は、「ここぞ」というときにかけると精神に気合いが満ちあふれる。「男なら、危険を顧みず、死ぬとわかっていても行動しなければならないときがある……」byキャプテン・ハーロック。

セレクター
公開日