書店ならびにCD・DVDショップなどの
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メフィスト
初代編集長、宇山日出臣。僕が中心メンバーとして在籍していたのは98年〜03年頃まで。最盛期は、このぶ厚い雑誌の半分以上を僕一人で担当していた。僕の編集者としての魂を形作った雑誌だ。毎号恒例の巻末企画、「編集者座談会」こと「メフィスト賞」選考会では僕はイニシャル「J」として登場。『メフィスト』誕生以降、編集部に入部した10番目の編集者だったので、「J」。“あのころ”の『メフィスト』が、雑誌づくりの面白さを僕に教えてくれた。
ファウスト
10年代になってもまだ『ファウスト』にエンドマークが打たれていないとは……! そう思うと我があやまちながら、感慨深い。最近では、編集者としての僕自身、もう『ファウスト』とリンクされて語られることも少なくなってきたし、ちょっと寂しい話だけれど、そういうことだ。『ファウスト』は僕一人による「一人編集」の雑誌で、そういった意味では、太田なくして『ファウスト』なし。でも、どこまで行っても、『ファウスト』なくして太田なし。『ファウスト』はきっといつまでも僕にとっては特別な雑誌でありつづけるだろう。
幻影城の時代
70年代前半生まれの僕にとっては、伝説上の雑誌、『幻影城』。その編集長は島崎博。0年代になって、僕は島崎さんと出会うことができた。そして紆余曲折あって、僕が担当編集者の一人としてでき上がったのがこの『幻影城の時代』。最初は、小さな企画だったはずが、いつのまにか「『幻影城』を再結成しようぜ!」みたいな真剣モードに。結果として、まさに「幻影城」の名にふさわしい、ありえない一冊に。困難を極めた編集実務をすべてこなしてくれた後輩のKさんには本当に感謝している。
ムー
ハイ、ほとんど毎号買っています。もう二十年来……。『ムー』のなにがいいかって、「ああ、世の中にはいろんな考え方の人がいるんだなー」ってことをイヤというほど僕に思い知らせてくれること。ナチスはUFOを完成させていたし、河童はグレイなのだ。禁断のボイド時間には何もしてはいけないのだーっ! そう、『ムー』編集部ならば、僕は明日からでもイキイキと働ける自信がある。キリッ!
ガンガンONLINE
無料のインターネットマガジン…。『ガンガンONLINE』は我らが『最前線』に先駆けること二年、すでにウェブの未来を駆け抜けていた偉大な雑誌だ。秘かに、そして明らかに、いつも目標にしています。リコメンドした『男子高校生の日常』は、『ガンガンONLINE』ならではのギャグ漫画。大好きです。