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ローマ帝国
僕が死ぬまでにタイムワープ技術が開発されなければ行こうと思っても行けない国なんだけれど、それでもやっぱり「在りし日のローマ帝国」に行ってみたい! だって世界初の「世界の都(カプト・ムンディ)」なわけだし、その辺をぶらぶら散歩しているだけで超・楽しそうじゃないですか。この本には古代ローマのリアルな地図にそって、それぞれの名所にまつわる豊富なイラストとエピソードがちりばめられていて、まさに一流の「ガイドブック」になっている。これでいつタイムワープしても大丈夫だ!
カンボジア
最初に行った外国、それがカンボジアだった。アンコールワット(と、アンドレ・マルローの『王道』で名高いバンテアイ・スレイ寺院)を見たかったのだ。このウォン・カーウァイの『花様年華』では、主人公のトニー・レオンがラストシーンでアンコールワットの遺跡を訪れている。あのラストシーンが僕はたまらなく好きだ。夕暮れのアンコールワットは永遠を感じさせる。もう一度、行ってみたい。
ハワイ
ハワイのことを悪く言う人と、僕は生まれて一度も出会ったことがない(というと大げさだけど、せいぜいが「日本人が多すぎる」ていどの悪口しか聞いたことがない)。みんなもきっとそうなんじゃないだろうか。ハワイ、本当にいいとこなんだろうな……。「ガイドブック」としては高河ゆんさんが10年末のコミケでつくった同人誌のハワイ本を推したいんだけど、Amazonでの取り扱いはないので、こちらをリコメンド。
銀河鉄道
“あのころ”、メーテルと一緒に銀河鉄道に乗りたいと思わなかった少年が一人だっていただろうか? 僕なんて、乗れるものなら今すぐにだって乗りたい。そして銀河の星々を駆けめぐってみたい。隣の座席にメーテルがいてさえくれれば、大アンドロメダで○○になることも辞さない覚悟が僕にはある。だいたい、もっと人類は超絶にがんばるべきだ。宇宙を自由に旅できないくらいしょぼい科学レベルの21世紀だなんて、“あのころ”、想像だにしていなかったんだぜー。
ドバイ
昨年、僕の行きつけの早稲田のカレー屋さん「メーヤウ」でばったり会った東浩紀さんからドバイの良さについて二時間ほど熱弁を振るわれて、今、かなり現実的に行く気になっている国。東さんによれば、人間の欲望が健康的にギラギラしている様がとても魅力的らしい。ドバイは30年前まではただ砂漠しかないような国だったそうで、歴史の蓄積のない「未来」しかない国って、歴史が好きな僕は一度も行ったことがないので、逆にとても興味をそそられているのです。