大泉洋

ごぞんじ北海道の綺羅星。彼が日本で最も有名なローカルタレントになろうとは、2代目元気君(黒歴史)の頃は想像もしていませんでした。『パパパパパフィー』(隔世の感を禁じ得ない)に出演したときは、北海道中が大騒ぎだったのを覚えています。96年に開始した『水曜どうでしょう』とともに、佐藤は青春時代をすごしました。作家になり、レギュラー放送が終了した02年に上京したことで青春時代は幕を閉じ、もう30歳ですが、それでも一生どうでしょうします!

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日本では北海道のみ生息する、熊の中でも最大級のサイズを誇る無敵生物。こんなふうに書くとウィキペディアみたいですが、北海道と羆の関わりは深く、古くはアイヌ民族が神と結びつけ、開拓時代は多くの災厄をもたらし、現代ではマスコット的な価値を高めています。羆はその時代によって姿を変えつつ、北海道という大地に生きているのです。佐藤の夢のひとつに、「仔熊と相撲をとる」というのがあるのですが、未だ実現しておりません。熊相撲に詳しい方はいませんか?

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佐藤友哉

北海道出身の小説家はたくさんいますが、佐藤友哉をセレクトします。新本格ミステリでデビューして10年。今や純文学から時代小説まで幅を広げたゆえ、観測者によってその姿が大きく違って見えることでしょう。佐藤本人としては、次の10年で波動関数を収束させ、ひとつの存在、ひとつの可能性を追求したいと計画していますが、どうなることやら。まあ、新本格ミステリの魂さえ失わなければ、美しいかたちになれるのは確実なので、何も心配していません。

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