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エロとかエッチとかって基本的にいけないこと、恥ずかしいこと、子どもは見ちゃダメ、世間の表から隠しておかなければならないこととされています。でも、どうしてそれが往々にして「愛」というもっとも素晴らしいとされているものと結びついたりするのだろう？　エロがどうして「愛の行為」になるのだろう？　なぜいちばん愛する人とＳＥＸするの？　人を愛するってどういうこと？　人に愛されるってどういうこと？　愛ってなに？　名著です。１０代の方にも是非読んで欲しいです。

その代々木忠監督の代表作集。ＡＶと言っても気軽にエッチな気分になれるといったものとは程遠いです。観る方も相当なエネルギーが要ります。猥褻です、エグいです、笑えます、胡散臭いです、怖いです、人の心の闇の奥が口を開けます、抱きしめる腕が切ないです。人間が人間を愛すること愛されることの、困難さと、力強さが激しく押し寄せてきます。丸裸の笑顔と、熱い涙と、人肌のぬくもりと。気がつくと観ている自分にも涙があふれています。　ＴＶでも映画でもない、ＡＶという独自の形式の映像作品です。

男の人生で最大の試練の時。ついに恋しい彼女とベッドイン。ふたりは素っ裸。さあ、ここからは社会的地位も、お金も、学歴も、お洒落も、腕っ節も通じない。果たして彼女は最後に「素敵ね」とニッコリ笑ってくれるだろうか。ＡＶ男優の第一人者・加藤鷹氏がパートナーをいかに導くかを、身だしなみ、心構えから指導してくれます。ひとつの道を究めた人の言葉に背筋が伸びます。「相手の悦びを自分の悦びとすること」自分の前で裸になってくれている相手を思い遣るとはどういうことか？　女性にとっても発見のある1冊だと思います。

例えばかつて浮世絵は決して高級な芸術品ではありませんでした。幕府から何度も厳しく規制を受けました。現在世界中にコレクターのいるアメリカのパルプマガジンも、当時の市民団体や政治家から不埒なものとてして度々指弾されました。持っていて褒められるようなものではありませんでした。日本のエロマンガだって将来はきっと現在とは違った評価を受けることもあるでしょう。「COMIC LO」は間違いなくそういう雑誌のひとつとなるでしょう。「ＹＥＳ！ ロリータ　　ＮＯ！ タッチ」

伝説のＡＶアイドル川島和津実さん。出演作はわずか数本、しかし現在に至るも根強い人気です。「彼女はもうどこにもいません。もちろん、本名の彼女は、この日本のどこかで幸せに暮らしているはずです。　（略）今も、そして、これからもずっと。　どんなに月日が経っても、それだけは永遠です。　ありがとう、そして、さよなら。」誰しも忘れがたい秘めた片恋の相手がいるものです。たとえそれが実在の相手でなくても、やっぱりそれはひとつの恋だと思うのです。