バッファロー’66ヴィンセント・ギャロ

大学生のときにはまった映画。当時はおしゃれ系の映画としてもてはやされてたけど、もてない男子こそが観るべき作品だとおもう。僕はもてない男子だったのでもちろん感情移入しまくりだった。そして、おしゃれ系の映画としてもてはやしているおしゃれな女性たちを苦々しいおもいで見ていたのである。冒頭、出所した主人公が尿意をもよおしてトイレを探す場面からはじまる。さ、さえない! トイレを探しているうちに、なんか勢いで女の子を誘拐してしまう。そして女の子に、自分の彼女のふりをしろとたのみこむのである。最高の映画だ!

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サインM・ナイト・シャマラン

宇宙人が攻めてきて、家に閉じこもる、農家の物語。自分は映画館で一度しか観てないのだけど、受け取った印象が世間一般とあまりに違っていたのをおぼえている。世間的にはバカ映画あつかいされているのだ。心がせまいよ! 僕はこれを見終わったとき、純文学に触れたような感動があったのに。劇場公開当時、みんなこの監督に、最後のオチを期待していたらしく、肩すかしをくらったような失望があったらしい。なんて勝手な! 観る前に身勝手なイメージを持ってたせいで、本質を見逃していたんじゃないだろうか。元ネタがあったとしても、監督が出演しすぎだったとしても、いろいろ残念だったとしても、この映画を純文学として批評できる人となら友達になれそうだ。

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ブレーキ・ダウンジョナサン・モストゥ

映画『悪魔のいけにえ』と映画『激突!』を、くっつけたようなサスペンス映画。監督はジョナサン・モストゥ。『ターミネーター3』でみんなの期待を外してしまったけど、僕はこの映画を何十回も見ているのだ。知り合いにもすすめたことあるけど、これを面白かったと言う人にいまだかつて会ったことはない。いったいなぜ。こんなに面白いのに。内容は、ドライブ中に主人公の奥さんが行方不明になり、さがしてまわるというもの。周囲の無理解にむかついたり、理不尽な目にあったりして、感情がぐらぐらとゆさぶられる。ドMの方にオススメ。

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RONINジョン・フランケンハイマー

デ・ニーロさんやら、ジャン・レノさんやらが出演しているサスペンス映画。監督はジョン・フランケンハイマー。内容を一言で説明するなら、各国のスパイたちがあつまって一仕事たくらむのだけど、裏切りに次ぐ裏切りにあうというもの。硬質で地味なアクション。余計なことを語らない物語。なかなか感情を表に出さない登場人物たち。こんなにすばらしいのに、なんで僕がいつも見ている映画レビューサイトでは評価が低いのだろう。世間ではバカ映画あつかいされている印象。タイトルのせい? 浪人というのがダサかったのか? ともかく、この映画が好きな人がいたら友達になれそうな気がする。

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キング・コングピーター・ジャクソン

ピーター・ジャクソン監督版の『キング・コング』は、本当にすばらしいのに、なぜか僕の周囲で観ている人がすくない。唯一、観ているのは某社の担当編集者のSさんだけなのだが、その人はこの作品をけちょんけちょんにけなしていた。この作品のすごさがわからないなんて、もう某社とは縁をきろうとおもう。ところでキングコングとゴジラのちがいは興味深い。ゴジラは神のような存在だ。でもキングコングは人間の延長なのだ。ゴジラがトトロ的な存在だとするなら、キングコングは『パンダコパンダ』のパパンダだとおもう。パパンダは人間社会に受け入れられて、コングは受け入れられなかったけど。

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