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日本昔ばなし 〜 にんげんっていいな〜TVサントラ
エンディング? いや、個人的にはその後があってもいいぞというわけでこれです。つまり幽霊視点で!にんげんっていいな、です。エンディングでは幽霊になったわたしが人間達を羨ましがる、そういうラスト…からの第二部。そうでもしないとこの映画、ウリがいっこもないんじゃないかと思ってねえ…。むしろ、そこからが本編なんじゃないかねえ、と思っています。
流浪の民〜シューマン:合唱曲集ノイマン(ホルスト)
わたしたちはみんな、何処に行くのかな? 何処かに行きたくて生きてるのかなあ。それとも此処に居たいのかな。わたしにはわからないのです。けれどひとは、みんな何処かに行きたがっているように思います。山? 海? 空? もっとさきの宇宙…? それとも、それは誰かの心の中に? ふしぎ。生まれ落ちたその場所に留まっていられない事だけは確かで、わたしは勝手ながら、すべての人間たちのエンディングに、流浪の民があるような気がしてなりません。
スーダラ節植木等
忘れもしない7月の或る日。祖父の葬儀が終わり親族を乗せた帰りの車内で父がかけたCD。それが…これ。…そのときの車内の空気の凍り方がはんぱじゃなかった事を是非とも察していただきたい。祖父の名誉のため言いますが、本当に厳格な、わたしの知る人の中では随一の頑固者で、他人にも自分にも厳しく、しかし孫にはとかく優しいじいさまでした。スーダラ節なんか、もう、似合わないどころか、じいさま怒りそう。ただ、ひとつ言えるのは、じいさまにも、わたしにもきっと似合わないこの曲が、実はけっこー好きだっていうこと。人生のエンディングにしたいぐらいには、好きだって、いうこと。