ぼよよんのみ(どうわがいっぱい)令丈 ヒロ子

言い切りましょう。この本を読んでしあわせになれないやつはいねえ! ここにはただ、ぼよよんの実がはねている。それ以外に意味なんてないんじゃないか? ナンセンス? でもそんな言葉では語り尽くせないの。この本を読んだら、笑うしか無いの。でもさ、じつはさ、そういう本ってあんまりないって思うの。一度読んだら忘れられない。だからなんだってはなしよね。ああ、どうでもいいかもね、ぼよよーん。って具合よ。

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川端康成・三島由紀夫往復書簡川端 康成 三島由紀夫

これ…ラブレターじゃないの? これがわたしのいちばんの感想です。だってそうとしか思えないんだもん。このヒトタチ、ずうっとラブレターを出し合っているみたいなんだもん。ふたりで同じものを見つめて、語り合っているんだもん。その題材は、そりゃあ、わたしたちとは違うかもしれないけど、そこを除けば、たとえばイマドキの若い子らが、ラブラブなメールを繰り返すその様子ととても似ています。わたしはこれを読むたびに赤面しそうになり、ふっと、笑うしか無くなってしまうんですよ。

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駄美術ギャラリー現代美術二等兵(ふじわら かつひと&籠谷 シェーン)

駄美術ってなんぞ? そう思った方是非ページをめくっていただきたい。くだらないバカ話。それって本来はくだらないから、思いついても、話をしても、その場のノリで終わってしまうようなこと。大抵のひとが「あははおかしいねー」といって忘れてしまうようなこと。それをわざわざ、時間をかけて、丹念に…いやあえて言おう! 無 駄 に 手の込んだ作品として具現化して提示してくるわけなのです。その思考回路はすこしだけ、漫画に似ているような気がします。中学二年生が授業中の妄想を、いい大人がしっかりがっつり 無 駄 に 時間をかけてかたちにしたのが漫画なのかもしれない。わたし、そういう無駄な作業、笑顔になるほど、愛してます。 

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