一箱古本市の歩きかた南陀楼 綾繁

雑司ヶ谷、その風景はのんびりとして、都電が走り、小さな商店街は昔ながらの品揃え。ケヤキ並木の奥にあるのは鬼子母神。ところがどっこい面白いのは、のっさんの足でもって約10分で池袋駅にさえたどり着く、そんな場所にあるところです。すぐそこに都会があるのに、うそみたいにのんびりしてる雑司ヶ谷は、最近では古本市がさかんです。一般参加者も、本を売る側として参加できるこの古本市は「みちくさ市」。実はのっさんも、出ました。へへ。この「みちくさ市」、是非一度遊びにいらしてくださいな。古本好きさんでも、そうでなくても大丈夫。だってね、わたしが思うに雑司ヶ谷のいいとこって、この、ごった煮感なのよ。

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モロッコヨーグルトチギヤ

雑司ヶ谷にある、鬼子母神の境内には、ひとつ小さな駄菓子屋があるんです。たまに店先に猫さんがいます。学生の頃、ここで駄菓子を買うのが好きでした。お祭りの日に、余ったお金で買う駄菓子、今でもたまに買いたくなります。あのころ大好きだった「ヨーグル」…。大人になって食べたらちょっとふしぎな味だったけど。未だに、ネームに行き詰まった日、木漏れ日に埋もれたい日、お寺の資料が欲しい時だって、ここへ行きます。駄菓子とシャボン玉を買って、ふーってやると、どこまでも飛ぶよ。ここがのっさん憩いの場。

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池袋ウエストゲートパーク

それはのっさんがまだ、中学生の頃。はじめてみたの、テレビドラマの撮影! この当時、みんな学校が終わったら、この撮影を見たくて池袋まで、先生に内緒で行ったものです。自分のよく知ってる街が、ドラマの舞台とあっては、みな観ない筈も無く、うちの学校ではカラーギャングのまねっこが、男子の間でブームになりました。なつかしー。今でもこのドラマ大好きです。この数年後、成人式は、このウエストゲートパークのわきにある、芸術劇場が会場だったのでした。あのころ、カラーギャングに憧れてた男子も大人になったり、してました。

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