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darker than darkness -style93-BUCK-TICK
一トラック目から禍々しく幕を開ける大傑作アルバム。まったく聞いたことがないという方は、ぜひ一度ご試聴を。このアルバムがオリコントップ10の上のほうだったということは、絶対信じられないと思います。自分も最初に聞いた時はどこがサビなのかわからない……と混乱しました。でも、異様にマニアックな曲ばかりなのに、すぐにまた聞きたくなる。気持ち悪いのに、気持ちいい! そんな奇妙な中毒性のある一枚です。まさに、闇よりも深いところに落ちて、そしてまたキラメキの中に帰りたくなるとでも言いましょうか。
80*60=98CASCADE
ふざけてるように見えて実は真面目なのが一番かっこよく見える、そんな表現がしっくり来る名盤。こんなのチョイスするのか? と思う人がいるかもしれないけれど、そういう人にこそ、聞いていただきたいアルバムです。とくにアルバム名にもなっている「80*60=98」の絶唱はヤバイです。五トラック目や六トラック目も、心にちくちく来るメロディラインで、けっこう泣きそうになります。このアルバムにめぐり合った時、自分だけの秘密基地を手に入れたような、すごく得した気分になりました。
chicken zombiesTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT
当時、ラジオで「バードメン」と「ゲット・アップ・ルーシー」を知った森田は、このアルバムを買いに走りました――ということはなくて、高校生になってから買ったのですが……。そして、「ブギー」という曲に出会い、猛烈に泣きました。この曲を聞くたびに、自分が荒野のただなかに一人取り残されているというイメージが何度も頭に浮かび、うちひしがれます。しばらく無気力になってしまい、作業効率が極端に落ちるので、かなり問題があるのですが、それでもまた聞いてしまう……。