「さやわかの星海社レビュアー騎士団」の精鋭レビュアー達による星海社FICTIONS
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3年ぶりの再会
愛読者No.1レビュー by アカギン
犬村小六の作品に初めて触れたのは、3年前に彼のデビュー作をたまたま本屋で見かけたときである。
それから3年間デビュー作以来触れてなかった彼の作品に再び触れたのは、最近ネットでよく見かける星海社から本を出すことを知ったからだ。
「サクラコの美しさが世界を滅ぼす」
このキャッチコピーでもある一文から、どんな作品か全然見えてこない。
そこに強く惹かれてしまった。
3年前とはテイストが違うSF作品。
だけれど、主人公とヒロインの恋の物語は相も変わらず美しい。
ぜひ、読んでほしい!
犬村小六、そして星海社の最前線を!
二人の関係性こそファンタジー
愛読者No.1レビュー by zonby
ファンタジーは苦手だ。
だが私がこの物語を読み通すことができたのは、主人公二人の関係性が非常に興味深かったからである。
タウとキア。
片や世慣れた傭兵と、片や世間知らずの魔法使い。タウは当たり前の世界を知っているからこそ、新たな地平を垣間見せるキアに惹かれ鉄の剣を振るう。キアは反対に人知を超越しているからこそ、何より人間らしくまた自分を人間として扱うタウの為に、己が瞳を金に染める。
敵をなぎ倒して得るカタルシスにはもうお腹いっぱい。
二人が何を得て何を互いに感じてゆくのか、それが本書の見所なのである。
時代を切り開く、熱き魂
愛読者No.1レビュー by 大和
燃え上がる魂が、ここにある。
星の海を舞台に、天才たちは衝突する。
誇り、信念、覚悟、生命……己が全てを賭けて彼らは戦う。
生じる比類なき熱量は、元長柾木が世界と戦う軌跡だ。
かつて、司馬遼太郎や吉川英治は過去の歴史を描くことで時代を切り開いた。
そして今、元長柾木は未来の歴史を描くことで時代を切り開こうとしている。
「俺はこの物語を描くために生まれてきた」そんな叫びが聞こえてくるかのようだ。
元長柾木の魂は、狂おしいほどに燃えている。
さあ、未来を手に取るがいい。
僕らの歴史は、星海大戦を必要としている。