雛見沢の禁忌に触れた圭一たちを襲う怪異
仲間たちといつものように楽しい日々を送っていた部活メンバーたち。そんな中、魅音は圭一に密かな好意を抱くようになっていた。しかし日頃から圭一と男友達のような関係を続けていた魅音は、その恋心を素直に伝えることができずにいた。
ある日、圭一たちはファミリーレストランでアルバイトをしている魅音を目撃する。かわいらしい制服が似合っていると褒めたところ、彼女は照れ隠しなのか「私、園崎詩音(しおん)なんです。…姉が魅音なんですよ」という突拍子もない言い訳を始める。
圭一は普段のがさつな魅音とは違う、しおらしい一面を持った「詩音」を好意的に受け入れるのだった。
そして訪れる綿流しの夜。圭一は富竹ジロウと鷹野三四に出会い、驚くべき提案を受ける。決して立ち入ってはならないと言われている古手神社の「祭具殿」に忍び込もうというのである。雛見沢の歴史を研究しているという鷹野は、強い好奇心を抑えることができず、非公開の聖域である祭具殿を調べようとしていたのだ。
やがて圭一は知る。
その夜を境に、運命の歯車が狂い始めていくことを……。