古手神社の巫女を務める謎多き少女。部活メンバーの一人。
ある理由によって惨劇の日々を繰り返し経験している。過去の物語で予知めいた言葉を発していたのは、その記憶を有していたためである。罪滅し編で異なる世界の記憶を取り戻した圭一に心を動かされ、「…………私も、…諦めない。……この世界から希望を失ってたまるものか。」と決意した。
綿流し編では井戸の底から遺体となって発見されているが、なぜかポケットには割れた注射器が入っていた。警察が調べたが中身は不明である。目明し編では園崎本家に赴き、催涙スプレーと注射器で詩音に襲いかかるが敗北。「……じゃあね、さよなら拷問狂。お前なんかに殺されてたまるか。」と言い残し、包丁で自らの喉を突いて死亡した。
三年目の祟りで両親を失っている。古手神社の神主だった父は綿流しの夜に体調を崩し、病院で手当てを受けたが、深夜に容態が急変して死亡。母はその直後、鬼ヶ淵沼への身投げを仄めかした遺書を残し行方不明になったという。