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大石蔵人おおいし・くらうど

興宮(おきのみや)署・捜査一課の刑事。定年退職を翌年に控えた初老の男である。
がっちりした体格のイメージ通り「なっはっはっは!」と豪快に笑い、陽気でひょうひょうとした喋り方をする。かつてはヤクザ相手の荒事も頻繁に経験していたという叩き上げであり、老いてなおベテランの凄みを漂わせている。

毎年起きている「雛見沢連続怪死事件」を追いかけているらしく、事件に巻き込まれた圭一に接触してくる。大石は捜査状況や自前の推理を惜しげもなく語り、圭一に協力を求めてくるのだが……。

なお、警察署がある興宮は雛見沢と同じ鹿骨(ししぼね)市に属しており、圭一たちは単に「町」「駅前」と呼んだりもしている。山奥の雛見沢からはそれなりの距離があるものの、子供たちが自転車で移動できる範囲内である。