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こういう公共的な場で、何かを悪く言うのはすごく難しい、というか勇気がいります。なので、こういう誉めるという行為は気楽で助かります。では、いきましょう。

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新本格ミステリを聖書のように読む佐藤としては、かつて「やられた!」と叫んだいくつもの作品を紹介したいのですが、タイトルを挙げるのとネタバレはイコールなので教えることはできません。「『◯◯』というミステリはすごい。テクニックもトリックも最強。吃驚するよ」と紹介した瞬間、「つまり、一筋縄ではいかないってことか。叙述トリックかな? 文章に気をつけて読んでみよう」などと読者に先入観をあたえ、たとえ推測が当たっていようといなかろうと、まっさらな状態と比べれば驚きは減少します。映画でも漫画でも同様。なので今回はゲームの、それも物語や技術ではなく、システムに惚れこんだ作品を挙げます。

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バド・パウエルとピアニストでかぶっちゃうから入れられなかったけど、「魔神」とまで謳われた不世出のピアニスト、ホロヴィッツの『Horowitz Plays Liszt』は入れたかったなあ。ピアノという楽器が奏でる極北中の極北の音を聴くことができるので、ぜひ。

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故意に生まれるそのときめき。ときめくでしょ? と言われて尚…「うん、ときめいた」と言えてしまうのが、巧いテクニック、と思っています。くやしいけど、真似したい。そんなふうに出来たら。ああ、どんなにいいか!


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