BLEACH久保帯人

「なん……だと!」みたいな台詞回しや扉ページのポエムももちろんそうなのだが、何よりも中二ゴコロを刺激するのは久保先生のネーミングセンスである。「破面(アランカル)」「十刃(エスパーダ)」「グリムジョー・ジャガージャック」……素晴らしいではないか。メノスグランデにギリアン、アジューカス、ヴァストローデの区別があるなんてのが分かった時はもう僕の中二ハートは決壊寸前であった(読んでない人には意味不明ですみません)。久保先生、一生ついていきます!

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彼岸島松本光司

この漫画を読んで丸太に特別な感情を抱くようになったという人は多いのではなかろうか。かくいう僕もその一人である。最強武器・丸太。潔い、素晴らしい。そして、『彼岸島』と言えば擬音である。昔好きだったあるブログで、「今週の彼岸島」というエントリがあった。擬音だけを抜き書きして「ハァハァハァ オオオオオ ギシッギシッ ハァハァ ギシッ ガッ ズルッ バリバリ オオオオオオオオ」みたいなことになっていたのだが、今適当にこうやってみても実に『彼岸島』っぽいのである。

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ヴィジュアル系

異性にアピールするために最適な音楽がなんであるかというのは、古今東西の碩学が議論に議論を重ねてきたが未だに結論の出ていない難しい問題である。しかし、できれば避けたほうが無難なものに、ヘヴィーメタルやハードロックが分類されるのは悲しいことだが事実のようだ。そして、僕が少年時代に親しんだヴィジュアル系もその仲間と見なされているらしい。君が見えなかったり僕が壊れたり咲き乱れたり激しく胸が張り裂けたりするのがかっこ良かったのだ、あの頃は。

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電影少女桂正和

ちょうど中二の頃に読んで、大変なことになった作品である。そもそも、桂先生の絵がいけない。エロいのだ。いや、エロいのは別に悪いことでもなんでもないのだけど、とにかく中学二年生が読むには刺激が強すぎる。今ならもっと、物語の切実さとかに注意しながら読むだろうが、中学生にそれは無理である。お陰で僕はすっかり二次元の魅力に開眼してしまった。この作品を僕に読ませたY君はそんなことなんぞすっかり忘れていると思うけれど、僕は死ぬまで忘れないぞ!

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真・女神転生IIATLUS

家の周りに田んぼしかない田舎の中学生だった僕が手にした一本のRPG、その作品の舞台は中世ヨーロッパ風の世界ではなく、崩壊した東京。悪魔を仲魔に加えて戦う奇妙な物語。ヘブライ神族による支配を脱し、天津神・国津神の助けを借りながらはじめてYHVHを倒したとき、僕はなんという恐ろしいゲームを手にしてしまったのだと震えた。この作品の事を思い出すと、学校から帰って制服を着替えもせずにスーファミにかじりついていた日々を思い出す。あと、合体事故で外道スライムが誕生した時の悔しい気持ちも。

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