ここから本文です。

テーマ この作品の「テクニック」に惚れた!

ゲストセレクター 2011年11月

作り手側のテクが感じられる作品を私もつくってみたいです。普段文章など書かないのでなんだか夏休みの終わりに提出する作文レベルですが、言い過ぎた、そのレベルに達していればいいですが、自分の好きなもの紹介にお付き合い下さい。

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!細田守

迫力のあるバトルはもちろん、それ以外の「動き」もすばらしいです。PC内のドットキャラクターがカクカクと不自由そうに動いたかと思えば、メインキャラクター以外の人物のコミカルな動作に気をとられたかと思えば、急に画面がフリーズしたかと思えば……。時間は平等なはずなのに、この作品の中ではそうでもない扱いになっており、「あと5分」に慌しく左右される彼らをとても応援したくなりますね。島根にパソコンあってよかったですね。

めぞん一刻高橋留美子

なぜか全巻セットがうちに2つある程、読み続けています。高橋先生の作品はとても素直に感情移入できる部分が素敵だと思います。80年代当時の背景がまた、あたたかみを感じさせるんですよね。良い意味で安易に連絡がとれないところとか…。そして周りの人との繋がりがとても大事なものだと気付かされて、無意味に友達に電話したくなるんです。そういう、絵だけじゃない空気を読むたびに感じます。

リボルテックヤマグチ No.97 ルパン三世海洋堂

思ってるより動きますし思ってるよりシルエットがちゃんとルパンです。背中に差し込める部分の付いた台座で躍動感溢れるポーズをとらせたり、ひと仕事終わった後にイスでゆっくりとお宝を眺めている様子も再現できちゃいます。リボルテックはやはり付属品が多いので楽しみ方がもう次から次へと溢れてきてたまらないです。是非次元と併せて楽しんで頂きたいですね。

HEROさん

会社員・イラストレーター・漫画家。2007年より自身のサイト『読解アヘン』で公開が開始されたウェブ漫画『堀さんと宮村くん』で注目を集める。現在、ウェブサイト『ガンガンONLINE』で『浅尾さんと倉田くん』を好評連載中。また、11月22日より『最前線』にて自身初のコミカライズ作品となる『青春離婚』(原作/紅玉いづき)を連載開始予定。

フォローする


本文はここまでです。