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読者レビュー

銀

画展 空の境界

道中記

レビュアー:ジョッキ生 Knight

『画展 空の境界』に行って来た。いやー、中野に行くのって何年ぶりだろ。『千と千尋の神隠し』の試写会にいったのが最後だから、えーと何年前だ?まーいっか。とにかく、それぐらい久しぶりに、中野の地に降り立ったのだった。

住んでる場所が地図上で真逆にあるため、行くのにも時間がかかるのよね。片道1時間ぐらいかな?開始が12時からだったので、11時半くらいに着くように時間を調整して、家を出発。そして、到着したのが11時半ちょい前。少し早く着きすぎてしまったようだ。

ちょっと時間も余ったし、小腹もすいたので、いい機会だしなんか道すがらのお店で食べていこうと思ったら、いいところにパン屋さんが。メープルメロンパンを推してたのでそれと、ほかに2、3個購入。どれもうまかった。

時間も丁度良くなったので、いざ中野ブロードウェイへ。いやー、どんな所なんすかね。楽しみにしつつ突撃だー!

入ってすぐに唖然。何だこれ?店ばっかりや!ちっちゃな店舗がぎっしりと。見渡す限り全部店じゃねーか。すげー。面白くなっちゃて無駄に歩き回ってしまった。目的地は2階なのに、1階をぐるっと一周してしまって、時間がヤバイ。そろそろ2階に行かなくちゃ、ってことで、エスカレーターで2階へ。

2階は2階でやっぱ店ばっか。特にまんだらけが多いのね。見かけただけでも4店舗ぐらいあったり。この階もなんか面白そうだ。とりあえず、歩きながら目的地にいこうなんて気持ちで歩いてたら、何故かまた一周してるんですけど・・・・・・。魔物が住んでるなこの場所。時間がどんどん盗まれるよー。

やっとこさ目的地に到着。でもあれ?12時前なのに何故かもう開いてる。おかしいなーと思いながらも、物販はどうなってるのか気になったので、そっちを先に確認。あっ、こっちはまだだ。でも気になる張り紙が。『整理券をお持ちの方は並ばずにお買い求め頂けます』ん?頭に中に?が浮かぶ。整理券?そんな注意書きあったけ?まあいっかとスルーして、ちょっと歩くと待機列らしき人集りが。結構並んでるなー。こりゃー大変そうだ。まあでも、欲しいのはパンフくらいだから、絵を見終わった後にでもゆっくり並ぶかーと思いながら、一旦引き返すことにした。

さて、絵を堪能する時間だ。お客さんはまだ少ないみたいだし、ゆっくり見られそうだ。おっ、一番奥に見えるは50万の絵だな。でたー、金枠の額縁だー。すげー。見るからに高そうだ。大きさもなかなか。これは家にあったら映えるなー。他人の家にあったらびっくりするレベルの威圧感。これは50万出す価値があるね。他の絵も大体1Rのスペースにぐるっと並べてあってなかなか壮観だった。

どれもいいねーと思いながら見てると、一つの絵に目が止まる。『終末録音』と題された絵。これに目が釘付けになった。赤と白のコントラスト。そして真ん中に閃く十字の光。うわー、すげー綺麗だ。なんだこれ。直感的に欲しくなってきちゃったぞ。いやまて、ちょっと冷静になるんだ。視線を下に移せば、そこには『10万』の文字。うーん、無理。絶対無理。落ち着くんだ。よーし、もう一回ぐるっと回って落ち着こう。しかし、もう一回回っても視線は『終末録音』に。いやー、10万は無理だって。でも、無理だけど、でも……。うーん、そうだ、こうしよう。クイズとか答えないと買えないらしいし、そんな用意もしてきてないから、まあワンチャンあったら購入も考えるということで。そうだ、そうしよう、と自分を納得させつつ、とりあえず物販に移動することにしたのだった。

いざ、物販待機列へ。て、すげー並んでるー。階段を2階分上がり、着いたフロアーの壁際を一周してる……だとっ!こりゃー1時間はかかるなー。まあ、ゆっくりと本でも読みながら待つとしよう。そっとボカミツ取り出して、そして読み始めた。

経つこと約1時間。ほんとにかかってるー。その間にも後ろにどんどん人は並んで行き、来た時と列の長さが変わってねー!すげーな、この列。何人並んでるんだろ?まあ、僕は一足先に買わせていただきます。皆さんも頑張ってください、と心でつぶやきながら、中に足を踏み入れた。

と、ここで、あることに気付いた。この列、もしかしてパンフとポストカードしか買えない?ということは、絵はどうやって買うんだ?・・・・・・あっ、気付いちゃったわ。あれだ、整理券だ。繋がったわ。このための整理券かー。てことは絵は買えんな。そしてクイズも出来ないのかー。うーん、なんか残念なようなほっとしたような。何だろうこの気持ち。でもこれでいいんだよ、きっと。お財布的にはさ・・・・・・。

悲しみを振り切りつつ、パンフとポストカードをゲットし、これでやることは全部終わった。さあ、帰ろう。と、その前に、もう一回だけ『終末録音』を見て帰ろう。それで全て終わりだ、と再び画展を訪れて、本日の工程は完全終了と相成りました。

いやー、長い一日だった。でも、家に帰るまでが画展だからね。雨が降っていたので、パンフが濡れないように気を使わなければ。て、何で電車がこんなに混んでるのー。やめてー。パンフが折れるー。ふいー、最後まで疲れるなー、もう!

なんとか無事、家に帰宅した。なんかいろいろあったなー。でも楽しかった!行った甲斐はすっごくあった。改めて、こんな機会を作ってくれたすべての人に感謝を。とってもいい経験でした。これにて、画展にまつわるお話は終わりとさせて頂きます!じゃあねノシ

2014.04.22

さくら
長文のレビューなのに、半分以上が道中の話!しかもほとんど画について触れていないという。なんというか…斬新?!そんなこと言いながらも、私も見に行く時メープルメロンパン買っちゃいそうですわ…。
さやわか
姫も困惑しているよ!でもこういうレビューであっても、いいのです。というか、このレビューはすごくいい。展覧会というのは絵を評価することではなくて、一個の体験なわけですよね。行ってみれば音楽ライブとかに近くて、作品だけがあるわけではない。だから絵についてだけ書くのではなく、ルポルタージュとして書く。これはすごく正しいことです。さらに、展覧会に行って絵がほしくなっちゃうあの感じ、そして買えねーよと思う感じ、すごくうまく書けていると思います。そんなわけで「銀」にいたしました!

本文はここまでです。