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読者レビュー

銅

小泉陽一朗『ブレイク君コア』

Heartbreaker

レビュアー:yagi_pon Novice

期待を胸に、『ブレイク君コア』を読んでみました。
第一回を読み終わり、思ったこと。
「おっおもしろい、なにこれ!」
そして次に思ったこと。
「うわっレビュー書きづらそう」
この作品はなんというか、感覚的におもしろい。
この感覚を言葉にするのがむずかしいわけで。
のでまぁ、少し逃げ腰でレビュー書きます。

なにがおもしろいって魅力を語るとすれば
この作品のひた走る感じがすごく好き。
そんな感じかな。
スピーディーな展開で物語が突き抜けていく。
ミステリアスなポニーテール美少女との恋、
それだけでも正直すごく惹かれるのだけれど、
そんな青春の恋から一転、
目の前でポニーテール美少女が車にひかれたり、
気づけば彼女は誰かと体が入れ替わっていたり。
物語が、よくまわる。

第二回なんかは急にあんなことやこんなこと、
言葉で言うのは憚られることをやったりね、
毎回主人公とヒロインの視点が代わる代わるだったり、
物語が、本当によくまわる。

まるで、下り坂を二人乗りの自転車で駆け抜けるように、
物語は、青春の香りを漂わせながらひた走る。

それにしても、青春に自転車はよく似合う!
これからも、自転車でひた走るような物語、
体に感じる心地よいスピーディーさを期待してます。

さーてそんな、『ブレイク君コア』という物語。
私のコア(心)は順調にブレイクされつつある。
君のコア(心)もブレイクするよきっと。

今は期待して、第三回を待とう。

2011.07.14

のぞみ
私は、このレビュー魅力は伝えられてると思いますよ!
さやわか
「うまく書けないと思うけど」みたいなことが書いてあるレビューは多いですけど、たいがい皆さんちゃんと書けてますよ! というか、自分なりのものが書ければレビュアー騎士団的にはばっちり評価させていただいてますので、あんまり気にしなくていいかと思います。
のぞみ
自転車に例えているのも、わかりやすくて、爽快感が作品とも重なっているし、良いと思います~。
さやわか
たしかに、『ブレイク君コア』という作品の爽快感から引っ張られているのかはわかりませんが、このレビューにも不思議な爽快感があります。読んだ時のyagi_ponさんの素直な気持ちがすっと前に出ているのがいいと思いますよ。ここから複雑なレビューを組み立てていくという手もあるけど、こうした素朴な感想があるものは信頼に足るのではないかと思います。「銅」といたしましょう!

本文はここまでです。