ここから本文です。

カテゴリ: 編集部より

記事カテゴリ:夜の最前線

生々しい静と動

今日は久しぶりに阿佐ヶ谷へ。

原くくるさんの著者近影を撮影してくださった青山裕企さん主宰『ユカイハンズ・ナイト』を見に行ってきました。

 

ゲストを交えてのトークに加え、一ヶ月半青山さんに密着取材を行ったドキュメンタリー映像や、青山さんが初めて映像制作を行った『無重力スイッチ』のPV撮影の裏話など、見所の多いイベントで楽しかったです。

 

しかし最後の方に出てきた映像は凄かったですね…。

SCHOOL GIRL COMPLEX』を見られた方なら青山さんの写真の中に「品位ある生々しさ」を感じられていると思うのですが、それが動画になるとここまで「匂い立つような生々しさ」になるのかと。

 

思わず見入ってしまいました。

 

青山さんの代表作『ソラリーマン』は“動”を“静”へと繋いだ、まさに写真としての王道でしたが、『SCHOOL GIRL COMPLEX』という“静”を感じさせる作品から“動”を導いていった——王道を逆手に取るような——映像群は、まさに写真家・青山さんの映像作品でした。本当に素晴らしかったです。

 

 

−−−−−

 

さて、そんな青山さんが著者近影の撮影でも奮闘して下さった『原くくる処女戯曲集 六本木少女地獄』をはじめ、星海社FICTIONS8月刊の三作品が発売となりました!

 

 

僕が副担当で関わらせて頂いた『原くくる処女戯曲集 六本木少女地獄』は戯曲ということもあって、最初の取っつきはすこし悪いかもしれませんが、是非じっくり読んで頂きたい一冊です。

個人的に好きな作品は『スズキくんの宇宙』。千人のカムパネルラと千人のジョバンニ——何処の星を眺めながら、彼らは銀河をゆくのでしょうか。

 

副担当のもう一作品『ドッペルゲンガーの恋人』は唐辺葉介さん初のSF作品。

自分の恋人の死に直面したとき、人はクローンを生み出してでも彼女を救いたいと思うのでしょうか。そしてそれは本当に“救い”になるのでしょうか——?

読み進める度に、胸の軋みを感じさせる恋愛小説です。

 

今月も傑作揃い。是非書店さんでお手にとっていただければ幸いです!



本文はここまでです。