編集部ブログ朝の最前線

2018年6月21日 02:00

ひとり校正社さん

こんばんは。肌寒い日が続きますね。
アシスタントエディターの阿部です。


毎週火曜日の夜に放映しているテレビ番組、『セブンルール』。
さまざまな分野で活躍する女性たちの素顔を映し出す、ドキュメント番組です。

昨夜の放送では、校閲者である牟田都子さんが特集されていました。

牟田さんがご自分に課しているという7つのルールはこちら。

1.鉛筆は肥後守で削る
2.著者の過去作を読む
3.プライベートでは校閲禁止
4.請求書に絵葉書を添える
5.毎朝5キロ走る
6.出来上がった本は読まずに2〜3年寝かす
7.本に恩を返す

小説やエッセイを中心に、たくさんの本を手がけている牟田さん。

校閲は、あまり表舞台に現れることのない職業です。

当然、おひとりおひとりのお名前が出ることも多くはありませんが、
牟田さんはnoteやTwitterなど、SNSでも校閲や出版のお仕事について
たくさんの情報を発信しています。

阿部が高校生だった頃、校閲の職業について調べてみようと思った際に
初めて認識したのも、牟田さんでした。

もっともどきりとさせられたのは、牟田さんが一冊の本を担当するための下準備。
過去の作品を何十冊も読むこともあるようです。

こつこつとゲラに向き合って、考えて、迷って、最終的に指摘を入れるかを決める。
この作業を続けていくことが、いかに困難か。

「何度も本に救われてきた」というお言葉にも、目頭が熱くなってしまいました。


先日、鴎来堂さんの講義をいただいたばかりの我々。

校閲者は「減点方式の仕事」とも呼ばれる厳しい職業ですが、
丁寧で誠実なお姿に、あらためて背筋がしゃきっとしました。