編集部ブログ朝の最前線

2014年5月27日 12:32

『マージナル・オペレーション』BOXセット、製作レポート! その3(全4回予定)

こんにちわ、星海社・広報担当の築地です!


先週末は広報・みさみさ(落合)と、今後発売されるタイトルのプロモーションに関して

お互いの案を出し合いました。

もちろん、『マージナル・オペレーション』BOXセットについても、編集・平林を含めた3人で

話合いをしました。

みなさんのお手元に魅力ある形でお届けできるよう、プロモーションに関しても

鋭意進行中です!

楽しみにお待ちくださいね。


さて、本日も『マージナル・オペレーション』BOXセット制作レポートをお届けします!

本日は、その3。

いよいよ終盤に差し掛かってきましたね。

その1その2をまだ読まれていない方、是非チェックをお願いします!)


前回はイラストレーター・しずまよしのりさんの大迫力のイラストが姿を現し、それと平行して

進められていたデザイナー・川名潤さんのデザイン作業にちらっと触れたところで終了。



最後にお見せしたデザインの「ヒント」がこちら。

はこ.jpg



この素材がどのようにアレンジされるのか。

本日は、川名さんが施したデザインの全貌をメインにお届けします!


まず事前に作成した「白ダミー」(詳しくはその1に掲載)とともに、デザインに必要な

「展開図」のサイズを印刷会社からもらいます。

このサイズをもとに、メインイラストはもちろん、タイトルやバーコードといった要素を

配置していきます。


そして注目すべきは、BOXの「背景」

ここで登場するのが、先ほどのヒントで登場した、とある「箱」

これは実際にアーミーストアにて川名さんがご購入した「アーモボックス」と呼ばれる

現物の弾薬箱なのです!

「マージナル・オペレーション」の世界観を表現するには最高の素材ですよね。

この「現物の」というところが大きなポイントです。

現物の持つ質感や色。

川名さんはここを最大限に生かしたデザインを検討されたようです。

では、どういう作業を進めたのか。

実際の過程を追ってみましょう。


まずは川名さん、こんなことをしています。


BOX1.JPG

これは、スキャニングをしている様子です。

こうして画像化することによって、デザインデータとして使用することができるように

なるのです!

川名さん曰く、当初はアーモボックスの写真をデザイン素材として使用する予定だった

らしいのですが、イメージに近しくならなかった、と。

そこで、現物をスキャニングするという方法を選択したようです。

イメージを具現化するために、最善の手段を模索する。

このような作り手の追求心が、素晴らしい作品へと繋がるんですね。


そして、川名さんの追求心はここで終わりません。

スキャニングした画像に対して、川名さんはレタッチを施し、画像化した素材を生かしつつ、

川名さんの持つディテールや色のイメージを盛り込んだようです。

デザイナーさんの手腕の見せ所ですね。


こうして、遂にデザインデータのベースが完成しました!

それがこちらです!





この大きさの写真でも、箱の持つ質感などがわかりますよね。

商品内容を表す白文字表記も、すごく良い雰囲気です。



そして、こちらにしずまさんのイラストを合わせた最終形がこちらです!

MObox_b.jpg


この大迫力!!

しずまさんのイラストと川名さんのデザインが放つ、渾身の完成形!!


ちなみに、よく見るとイラスト部分を囲うように、設計図に明記されているような線が

見えますよね。

これは「トンボ」というマークで、印刷製造物にはなくてはならない、とても大切なマーク

なのです。

製品を作る上で、この部品をもとに、どの部分で折ればよいか、断裁すればよいか、という

大事な目安となるマークです。

こういったマーク等を目安に、デザイナーさんは仕上がった状態をイメージしながら

作業を進めていくようです。


こうして印刷会社への「入稿データ」が仕上がりました。

印刷会社からはこのデータをもとに「色校正」という、いわば印刷前の確認物が出てきます。


これが「色校正」です!

photo1 (4).jpg


なお、いち早く完成イメージをスタッフの皆さんに共有して頂くため、出てきた色校正紙を

僕が切って、折って、貼って、箱として組み上げてみたものがこちらです!


表1-背-表4.jpg


いやいや、本当にかっこいい。

箱の状態でこのイラスト、デザインを見た瞬間、たまらなく嬉しいですね。


さて、出てきた色校に対して各スタッフが文字要素が正しいか、色の再現性に問題は無いか、

などを確認し、いよいよ「校了」というステップへ入ります。

製造工程へ受け渡す、最後の工程です!

こうして印刷会社への製造工程へバトンが受け渡されていきます。


あとは完成を待つばかり!!


そして、本日からAmazonにも完成形画像(書影)がアップされており、予約を

開始致しました!!


書影MOBOX_rgb.jpg


みなさま、ここまでの制作レポートを振り返って頂き、是非ご予約をお願い致します!!

Amazon予約はこちらからです!!


さて、この制作レポートもいよいよ次が最終回!

いよいよ完成された商品のお披露目です!

そして、その完成品、早く現物を見たい!という方に、朗報です。

最終回のなかで、いち早く見ることができる店舗情報もお伝えできる予定となっております!

これは要チェックですよ。


発売日は、6月12日(木)!


今後ももちろん、『最前線』及び『最前線』公式アカウントツイッターまたは編集担当・平林

および広報・築地ツイッターでも随時最新情報をお知らせしていきます!



次回更新は、5月30日(金)予定!

是非ともお見逃しなく!