編集部ブログ朝の最前線

2017年4月24日 13:34

『罠々』の石塚朱莉さんがすてきだった

おはようございます。櫻井です。

先週末は、池袋の東京芸術劇場で演劇を観ました。
悪い芝居」という劇団の、『罠々』という作品です。

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「罠に嵌められた」!と思った人々が、
何かに復讐しようとする物語です。

「人生はドッキリだ!」が合い言葉。
あらゆる不幸は神様が仕掛けたドッキリで、
隠しカメラに気づいたら終わり...

役者のなかでも一際輝いていたのは、NMB48の石塚朱莉さんでした。
公園のトイレに産み落とされ、ホームレスに育てられた
鉈出孤子(ナタデ・ココ)という18歳の女の子の役を演じられていました。

この役は他の登場人物たちをつなぐキーパーソンでもあります。

石塚さんは、同劇団の公演には、前回の『メロメロたち』から出演されています。
残念ながら私は『メロメロたち』は観られなかったので、
今回初めて舞台上で石塚さんを拝見しました。

というか私はアイドルに疎いので、NMB48といっても、
TVでたまにみかけるだけで、ほとんど知らなかったです...。

悪い芝居の作風は、ほとんどのセリフが関西弁なこともあり、
けっこうガチャガチャしていて、
アイドルの子がやるような純粋にカワイイ役って
あんまりに出てこないイメージだけどなあ...
なんて、開演前にはナメたことを思っていたわけです。

石塚さん、すみません...

生まれてすぐに捨てられても、人生という「線」にギリギリしがみついて、
一生懸命生きるココちゃんを熱演されていて、すごく良かったです!
本当にあんなネオ・ユーチューバーがいたら最高ですね。


作・演出の山崎彬さんは、アフタートークで今回の公演のテーマを
「映像」「ノスタルジー」「焼肉」の3つだと語っていました。

焼肉はともかく、映像とノスタルジーといえば...。

舞台となっている「中途半端な町」の描写といい、
舞台上のハンディカメラで撮った映像を背景に大きく映写したり、
山崎さんが劇中でも「コピペしたセリフをリフレインする」と言っている通り、
同世代の「マームとジプシー」という別の劇団のパロディを散りばめていました。

いかにも「悪い芝居」らしい演出だな、とニヤリとしました。

悪い芝居は京都の劇団なんですが、
今回はついに芸劇のシアターウエストに進出しましたし、
これからも東京公演をガンガンやってもらいたいです。