編集部ブログ朝の最前線

2017年3月30日 10:10

最近の観劇×2

おはようございます。櫻井です。

風邪のひきはじめには、やはり葛根湯が効きます。葛根湯を飲んだら、数日で喉のイガイガがなくなりました。

ちなみに私の実家の生業は、漢方薬の原材料の卸しです。

鳥取・島根旅行記の途中ですが、寄り道して最近の観劇記録を残しておきたいと思います。

3月は、知り合いが出演している公演をいくつか観に行きました。
星海社に合流してからは、2.5次元の観劇に(勝手に)力を入れていたのですが、
今回はいわゆる学生演劇と小劇場系演劇の2つです。


1つ目は、ささくれ(劇)という劇団の
第二回本公演『光、または、のようなもの』。

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サークルの同期が出演しておりました。
私は今回初めて観劇したのですが、東大の演劇サークルから派生してできた劇団です。
会場も私にとっては馴染み深い東大駒場キャンパス。

しかし、劇団名がちょっと変わっているし、公式サイトがtumblrなので、
学生演劇なのにオシャレ臭がする...と観に行く前からビビっていました。

それはともかく、今回は劇場ではなく、
学生会館というサークル活動用の建物を2部屋貸し切って、
両方で同時に劇を上演するという面白い手法を使った劇でした。
途中で両部屋の観客を移動させて入れ替えるという荒技も駆使してきたので、
かなり斬新なことをやる劇団だな〜と思いました。

内容としては、2組の男女の会話劇で、とてもよく練られていて見応えがありました。

しかし、登場人物の一人が売れない漫画家で、編集者にネームをボツにされたあと、
壁に向かって「俺は面白い俺は面白い......」と呟く鬱々としたシーンがあり、
私はなんともいえない複雑な気持ちになりました...。


2つ目は、キ上の空論という団体の
#5『幸福の黄色い放課後』です。

20170330-2jpg.jpg

昨年春に上演した作品の再演とのことですが、私は初観劇です。
こちらには、後輩が出演しております。

高校生の群像劇で、放課後に交わされるいろいろな会話を断片的にみせていき、
最終的にひとつの教室の風景が立ち上がる、というものでした。

高校生の頃って、基本的にみんな自意識とか恋愛のことで頭がいっぱいだったと思うんですが、
それでもあの時は、今より一生懸命考えて悩んでいたよなあ、という感慨に浸ってしまいました。
10代というのは、感性の鋭さに比してあまりに無力過ぎるんですよね...(しみじみ)

余談ですが、作・演出の方が同世代だったようで、客入れや劇中に MY LITTLE LOVER の曲が流れ、個人的にかなり胸が熱くなりました。