編集部ブログ朝の最前線

2018年6月 8日 03:00

続けることはむずかしい

こんばんは。
アシスタントエディターの阿部です。


6月6日は、糸井重里さんでおなじみ「ほぼ日刊イトイ新聞」が創刊20周年とのこと。

20年前......
わたしは副社長が講談社に入った年に生まれているので、
当時、阿部、2歳。

星海社の中でも、比較的インターネットやSNSに疎いであろうわたしです。

唯一、長いあいだ読んでいるウェブサイトがこの「ほぼ日」なのですが、

「20年間」「毎日」「おもしろい」を続けている

これって、本当にすごいことなのではないでしょうか。


わたしは今まで、ブログその他まともに書いた経験がなかったので
毎日一定量の文章を書き続けることのむずかしさを痛感しています。

個人的なハードルとしては、
やはり他人に見せるという前提があること。もうひとつは記録に残る、ということです。

レポートや卒業論文を提出するときも
「あの教授に、こんな出来損ないの文章を読ませるなんて」といった悲哀は付きものでしたが、
インターネットで公開される以上、そういったこととはまた違う緊張があります。

「おもしろくない!」
「もっと恥を捨てろ!」
「誰も読まねえよ!」

と、ブログに限らず阿部の書いた読みものは
編集部の皆さんに毎日愛情たっぷりのお言葉をいただいておりますので、
クラシック音楽を聴かせたお花だか、発酵中のパンだかのように
そのうちおもしろく、きれいに、美味しくなってゆく......かも、しれない。





と、記事を書いている途中で表参道・GYREにあるGOOD DESIGN SHOP閉店の報が。

この数ヶ月ご無沙汰で、まったく知りませんでした。
後ろ向きなものではなく、「新しく創り出す」ことを見据えてのクローズだそう。

とはいえ、大好きな川久保玲氏とナガオカケンメイさんの、大好きなお店です。
なんだか、とてもさみしくなってしまいました。


GYREの前を通れば大抵GOOD DESIGN SHOPに寄って、モマを一周して、
地下のパン屋さんでおやつを買うのがお決まりのコースです。
ふたつのお店のお名前が入った箱、もう買えないんですね。

続ける、と、続けるためにやめる。うーむ。
今日はおとなしく寝ようと思います。それではまた。