編集部ブログごあいさつ

2018年5月15日 19:00

ごあいさつ

お初にお目にかかります。

4月より星海社に合流いたしました、阿部まり花と申します。

このたび、多摩美術大学から入社する運びとなりました。が!
じつは、現在大学に在籍中という身分で働かせていただいております。



わたしは先日まで、絵の描けない美大生として多摩美に通っていました。

身の丈を考えずに行動してきた結果、大学受験にも就職活動にも失敗しています。

おまけのつもりで受験した多摩美にしか合格できず、
一般大志望だったにもかからわず通うことになったのは「芸術学科」、
美大の中にある一般大と呼ばれる場所──

制作「しない」、勉強「しない」美大生の誕生です!

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好きな小説を読み、好きな作品に触れ、ぬくぬくの生活を送ってしまった4年間でした。

とはいえ、何をしていても許容される環境。
油絵や写真へ命を懸けている先輩、漫画家になるため奮闘している友人など、
おもしろい人たちがいつも側にいました。

元より美術や芸術に対する興味は持っていたため、学生生活は本当に楽しいものだったと思います。





平凡なわたしは、創作に関わる人たちを支える職業を夢見ていました。

人並みに就職活動をしてみるも惨敗。卒業間近で挑んだ星海社の採用試験でも、半ば諦めの中で臨んだものです。

なぜ留年することになったのか? というのも、
最終面接で「星海社には向いていない」と断言され、絶望が先走り単位を落としてもらう申請をしてしまったためです。

そのまま手続きが間に合わず、在籍扱いの状態で入社することになったのでした。

プラスに考え、この一年は現役女子大生エディターという名を活用していきます!

実力もなければ運もない阿部......。





しかしながら卒業式、謝恩会ともに当然のような顔をして出席し、ひとつの区切りとして学生生活を終えることとなりました。

現在の状況は、二ヶ月前には想像もできなかったことです。
出版と関わるという夢が「叶った」ではなく、やっと「追いついた」ばかりのわたしですが、
できる努力は大前提のこと、すべての恐怖や後悔を忘れずに過ごせていければと強く思っています。

みなさんの魂が勃起するような作品をつくるゾ! と、まずは決意表明をさせてください。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。